Termas y Banos

Shin in Chile

サンチャゴの南1260km、5号線の終点、チロエ島の南端Quellonからフェリーで大陸のChaitenへ、さらに車で154km行くとPuetro Puyuhuapi、そこからフィヨルドを船で訪れます(道はありません)。深い森に囲まれたフィヨルドに位置します。残念ながら僕達は行けませんでした。(下の写真はパンフレットから)

 Termas de Socos(ソコス温泉)

 Termas de Colina(コリナ温泉)

 Termas los Pozones(ポソネス温泉)

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 チリの東側は、北から南まで4000km、ずっとアンデス山脈です。アンデス山脈には、多くの火山が連なっています。火山のある所、温泉があるはずです。チリの地図で、温泉を探しました。チリでは、便利な温泉マーク()は使いません。地図で、termas(温泉)かbanos(本来風呂ですが、温泉も指します)が付いた地名を探しました。標高4000mを超えるアンデス高地の上、アタカマ砂漠の周辺、チリ中央部の平原、アンデス山脈に深く切り込んだ峡谷、湖沼地帯の谷、深い森に覆われたフィヨルドの岸まで、全国にtermasやbanosが見つかりました。(スペイン語のyは英語のandです。)
 僕の家族が行った温泉を中心にチリ全国の温泉を紹介します。ENTERをクリックすると詳細が見られます。

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サンチャゴの南900km、Osornoの東にあります。Puyehue湖とCasablanca火山の間の深い森の中に、石と木を組み合わせた巨大な南ドイツ風のホテルが建っています。敷地・建物規模・温泉設備等チリ最大の温泉リゾートだと思います。

 Termas de Puyehue(プエウエ温泉)

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アンデス高原の温泉
 チリの北部の海沿いはアタカマ砂漠として有名ですが、山側(東側)はボリビア・ペルーとつながる標高4000m程度のアンデス高原になっています。この高原の上には幾つもの火山が噴出しています。その多くは、コーンと呼ばれる、富士山型の成層火山で、標高は5000mを超えています。但し、アンデス高原から千数百メートルしかありませんので、海からそびえ立ち3776mある富士山ほどの雄大さはありません。火山のある所、温泉あり。アンデス高原の上にわき出ている温泉があり、
Geyser el Tatio(タチオ間欠泉)がその一つです。次に、アンデス高原の側面から湧き出す温泉があり、この1つが、Banos de Puritamaです。

アンデス山脈の温泉
 険しく切り立ち、氷河を頂いた、5000mを超える峰々が南北に屏風のように連なっています。この中には、多くの火山が含まれています。たとえば、最高峰アコンカグア山も火山です。これらの火山の周辺では、主に渓谷の側面から、所々で温泉が湧いています。
Termas de Colina,Termas de Cauquenes,Termas de Flaco,Termas de Chillanがこのグループに入ります。

中央盆地沿いの温泉
 上記の部分の海側には、アンデス山脈と海岸山地の間に南北に盆地が連なっています。これらの盆地の山側の端には、泉が湧いているところがあります。これらの泉の中には、ミネラルウォーターとして利用されるばかりでなく、加熱して温泉として利用している所があります。Termas de Socos、
Termas de Jahuel、Banos del Corason、Termas de Panimavidaがこれに当たります。

 ※Banos Morales
は、色・温度・場所どれをとっても、上の2つのどちらとも違うように思います。

湖沼地帯及びフィヨルド沿いの温泉
 北海道の阿寒摩周や支笏洞爺の周辺では、原生林の中に火山とその火山が成因となる火口湖・カルデラ湖・堰止め湖が点在しています。チリの南部のテムコとプエルトモンの間、約300kmkのアンデス周辺は、そのような地形が延々と続いています。
 さらに、プエルトモンより南に行くと、火山の間の湖だった部分が海につながって、リアス式海岸や多島海になり、さらに南では氷河の影響でフィヨルドになっています。
 北海道と同じようにこれらの地域には、数多くの温泉が湧いています。Termas de Huife、Termas los Pozones、Termas de Puyehue、Termas de Puyuhuapが、この地域の温泉です。i
 

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サンチャゴの南310km、Linaresの郊外にあります。1822年開業でコロニアル風の建物は昔は立派だったのでしょうが、いささか古びています。少し温かい程度のお湯で、瓶に詰めたミネラルウォーターが部屋に置いてあります。

モラレス温泉から、さらに12km、マイポ川沿いの悪路を登った先にあります。斜面の途中から湧きだしたお湯が、段々に掘った湯船を流れていきます。天然温泉、加熱加水無し、掛け流しです。2時間足らずで、このように素晴らしい温泉を楽しめるサンチャゴ市民がうらやましい。

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 Termas de Panimavida(パニマヴィダ温泉)

 Termas de Chillan(チジャン温泉)

 Termas del Flaco(フラコ温泉)

 Banos del Corason(コラゾン温泉)

 Banos de Puritama(プリタマ温泉)

 Geyser el Tatio(タチオ間欠泉)

 Termas de Cauquenes(カウクェネス温泉)

 Termas de Jahuel(ハウエル温泉)

 Banos Morales(モラレス温泉)

 Termas de Huife(ウイフェ温泉)

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サンチャゴの北100km、San Felipe盆地を見下ろす丘の中腹の林の中にホテルがあります。テニスコートや水泳用のプールだけでなく、卓球台もあります。1834年、ダーウインがビーグル号の航海の途中滞在したようです。

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All right reserved

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 Termas de Puyuhuapi(プジュウアピ温泉)

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サンチャゴの北1500km、Calamaの南東、アンデス高地に刻まれた深い谷の奥の崖の下のから湧きだし、湯の川を作っています。アタカマ砂漠の端で、雨が降らないので、温泉の周りだけ草が茂っています。自然のままの川でお湯浴びが出来ます。

 Termas de Quinamavida(温泉)

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サンチャゴの南を流れる、マイポ川の上流。崖の岩の下から赤い水がわき出しています。崖の上には何軒か民宿があります。泉質は鉄泉と思います、冷泉加熱なし掛け流しです。

サンチャゴの南670km、テムコの東、リゾートの中心プコンの東の温泉地帯にあります。設備の整ったTermas de Huifeを通り過ぎて、さらに奥に行ったところにあります。道路脇の駐車場から、斜面を下ると、更衣小屋と天然露天風呂が谷底にあります。


サンチャゴの南400km、Chillan(チジャン)の東、チジャン火山の中腹にあります。チリ随一の最新スパ・スキーリゾートで、高級Gran Hotel→ とエコノミーなHotel Pirigallo↓があります。コンドミニアムの分譲も始まり、リゾート開発の真っ最中です。

サンチャゴの南140km、San Fernandから80km川沿いの悪路を遡った、山奥にあります。川辺にある広大な共同温泉プールの周りに20軒以上のホテルや民宿が集まったチリ随一の温泉町です。温泉プールの底の石の間から熱いお湯が湧きだしています、


サンチャゴの南90km、ランカグアの東、渓谷の崖の上の林の中にあります。ダーウインも1834年に滞在し、温泉の様子を詳しく記録しています。ゴシック風の温泉棟が自慢の老舗の温泉ホテルです。食事も自慢で、サンチャゴにレストランを開いています。



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サンチャゴの北80km、LosAndesの近く、アコンカグア川の北岸の林の中にホテルがあります。小さいながら新しいスパ施設もあり、民謡の演奏付きのイタリア(風)料理の昼食を出して日帰りの客も集めています。冷泉と思います。

サンチャゴの北400km、Ovalleの西にあります。サボテンが散在する荒れ野の中、谷に沿って延びる林の中にホテルが建っています。日本の温泉旅館、それも湯治旅館に似ています。冷泉で、ボトルに詰めた、ミネラルウォーターを
売っています。

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サンチャゴの北1500km、Calamaの東、標高4300mのアンデス高地にあります。噴泉地帯からわき出る湯を集めた池のような大きな温泉プールがあります。周りに人家はありま
せん。

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