Geiseres el Tatio

↑アンデス高原を走ったトヨタの4WDピックアップ。
荷台から斜めに延びている旗付きの竿に注意。

朝4時過ぎ出発、暗闇の中を揺られながら進んだ。1時間以上走ったあと、車は広い場所で停止した。夜が明けてくると、周り一面に蒸気や熱湯の噴出口が点在しているのが見えてきた。ここが、Geiseres el Tatio(タチオ間欠泉)で、標高は4321mある。周りに雪が残っていることから判るように気温は低く、夜明け直後のこの時、氷点下だった。
日が昇って気温が高くなると、湯滴がすぐに蒸発して,迫力がなくなるらしい。そのためここを訪ねるツアーは夜明け前に訪ねることになっている。

↑アンデス高地に生息するうさぎ。

丸みを帯びた地形には、所々、深くえぐられた谷↓がある。谷の底には、周辺の火山の影響で、温かい水が湧いている所もある。

あられが降ってきた←。

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アンデスの雪とアタカマの渓谷
アタカマ砂漠には雨は降りませんが、アンデス高原の山には雪が降ります。雪解け水は地面に浸みこんで高地の斜面から湧きだし川になります。(プリタマではお湯ですが、通常は水です。)川の流れるアタカマ砂漠では雨による浸食がないので、川の流れるところだけ削られ深い渓谷が作られます。サン・ペドロに流れている川や、カラマを流れるRio Loa(ロア川)はそのような川の1つです。サン・ペドロの川はアタカマ塩湖に注いで終わりますが、ロア川は、一旦砂漠の中を北に、最後に西に流れて、太平洋まで流れます。

朝、起きたら、お母さん達がいませんでした。ホテルのお姉さん(ベビーシッター)に遊んでもらっていたら、昼頃に二人とも帰ってきました。その間、二人が行っていたのが、標高4300mにある、Geiseres el Tatio(タチオ間欠泉群)です。標高が高いので、ガイドに止められて、僕は、留守番になったらしいです。以下、お父さんの話です。

↗→アンデス高原からアタカマ盆地へ降りるくねくね曲がった道、もちろん未舗装。転落した車の残骸もあった。

Shin in Chile

エル・タチオのあるアンデス高原(約4000m)からサン・ペドロや塩湖のあるアタカマ盆地(約2000m)を見下ろした←。雨が少ないので、丸みを帯びた地形が続いているように見える。

アンデス高原には、雪解けの水が流れている所↗や水が溜まっている所→があり、乾ききったアタカマ盆地とはかなり違う。これらの水は、地下水となり、アタカマ盆地等の、アタカマ砂漠に流れ込んでいる。アタカマ砂漠は表面は乾ききっているが、地下は結構水が多いのではないだろうか。

次は谷底の温泉

熱湯が出ている噴出口↘の湯を集めて、広大な露天風呂←(温泉プール)がある。世界最高所にある露天風呂ではないだろうか。手を入れてみた所は十分温かかったが、湯気の立ち具合から見て、中心部は冷たいのかもしれない。横に停車していたマイクロバスから、水着姿の数人がふるえながら出て、そのまま飛び込んでいた。やってみたいと強く思ったが、高山病が怖くて、まねできなかった。