Chuquicamata

刻まれた峡谷の底の農業以外、不毛に見えるアタカマ砂漠ですが、地下には豊富な鉱物資源が眠っています。工業的にアンモニアが合成される前は、世界最大の硝石の産地でした。その後、世界最大の銅の生産地になり、数多くの露天掘りの銅山が砂漠の中に点在しています。その中で最大の、世界最大の、露天掘りの銅鉱山がカラマの北東にあるChuquicamata(チュウキカマタ)です。今まで見た不毛ではあるが素朴で自然なアタカマ砂漠の情景と全く違う、巨大な重機や硫黄酸化物の臭いや高圧送電線のうなりに満ちた、工業的な世界です。

約20km離れたカラマ空港から写したチュウキカマタ。

町の入り口

キオスクの全景↑。この日は建国記念日なので国旗が掲げられていますです。

ボタ山の上から鉱石を落とすトラック↓

チュウキカマタ遠景.巨大なボタ山この日が、建国記念日で休みだったのか、精錬工場の煙突からの煙が見えません。ガイド氏の話によると、煙は国境を越えて、100kmも離れた隣国ボリビアにも影響を与えるようです。

チュウキカマタ
カラマ空港に着いたときに、駐車場で赤い旗を付けた長い竿を立てている車を何台も見ました。普通の車は、露天掘りの銅山に入る時、走り回っている巨大な重機や巨大な鉱石を運ぶトラックの運転席から見えるように、付ける。世界最大級の露天掘りの銅鉱山として有名です。掘り出した土を積み上げた、巨大なボタ山や、アンデスを越えてボリビアまで煙が届くという精錬所の高いが煙突が、

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↑チュウキカマタの市内にある、ガイド氏の妻、黒髪黒目、の経営するキオスクの前で、彼らの息子と写りました。肌・髪の毛の色から見て、ガイド氏の子供であることは間違いないようです。ガイド氏は家族をここにおいて、サン・ペドロでガイドとして働いているそうです。彼は、ここはチリで有数の病院等の施設が揃っているので家族を住まわせるのにいい場所だ言います。そうですが、臭いだけでも、あまり長くいたい場所には思えません。ブーンブーンとうなる送電線や、いやな臭いのする巨大な煙突や、緑色の水のたまった池等があって、あまり長くいたい所ではありません。鉱山の拡大に伴い、ガイド氏の家族が住んでいた地区を含めて

精錬工場などの集まった鉱山の中心部分です。左の奥には巨大な露天掘りの穴があるようです。左端の送電線は、電気精錬工場に電力を供給しているのでしょうが、かなりの高圧線であるようで、ブーン・ブーンと不気味な音を発していました。

Shin in Chile