Shin in Chile

 San Pedro de Atacama

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おまけ

次は月の谷

サンチャゴから、飛行機で北へ約2時間半で、アタカマ砂漠の中心部の、Calama(カラマ)へ着きます。そこから、峠を越えて南東へ、車で約1時間の場所に、San Pedro de Atacama(サン・ペドロ・デ・アタカマ)はあります。
サン・ペドロは、標高約2200m、アンデスの伏流水が集まるオアシスにある村で,、スペイン侵攻以前から、この地域の中心地だったようです。今では、周辺の、月の谷・アタカマ塩湖・タチオ間欠泉等を巡るアタカマ観光の中心です。畑や果樹園に囲まれた村の中心部は、Adobe(アドベ:日干し煉瓦)の家が建ちならんでいますが、その多くは、レストラン、宿、土産物屋、旅行社等の観光客向けの施設です。

僕たちは、サン・ペドロに滞在し周辺を観光するツアーに、参加しました。砂漠や山道を走るこのツアーには、普段使っているチャイルドシートをサンチャゴから持ち込みました。

→この日が祝日なのでホテルの入り口にチリ国旗が掲げられています。

→ホテルのロビー

→サン・ペドロの外れから望む国境の山並み:この日は砂漠とは思えないほど厚い雲が広がり、信じられないことに、この後雨が降りました。砂漠地帯特有の、水蒸気の少ない、真っ青な空が売り物なのですが滞在した3日間、雲の多い天気が続きました。

←サン・ペドロの広場で見かけたワゴン。途上国では、日本の中古車が、再塗装せずに、そのまま走っているのは珍しくは無いそうです。チリでは、ここと南のプンタ・アレナスでしか見ませんでした。実は、サンペドロの北西約300kmの港町Icuique(イキケ)とプンタアレナスには北部(アタカマ)と南部(パタゴニア)の地域振興のために免税地区があり、そこで日本や韓国の中古車が売られているようです。

←サンペドロの街中です。アドベに入り口があるだけで窓はありません。明かりは中庭や天窓から取り入れます。

サン・ペドロホテルの入り口です。
→はホテルの女主人で、僕が留守番している時も、遊んでくれました。
↑はツアーのガイドで、カラマ空港で出迎えたのも、カラマ空港まで送ってきたのも彼でした。彼はオランダ出身なのですが、その話はまた後で。

↑泊まった部屋です。ホテルは入り口の感じよりはずっと小ぎれいです。お湯が出るシャワーも付いています。スタンドの上はミネラルウォーターで、毎日1人1本置いてくれます。サン・ペドロの水は金属イオンが濃くて旅行者には飲めません。
→はホテルの廊下です。雨が降らないので、廊下には屋根はなく、窓の代わりになってます。奥に見えているのは村の中心の教会の塔です。

→砂漠(土漠)の中の低地に突然現れる林:緑の部分の右の方にサン・ペドロがあります。後ろは、ボリビアとの国境の山並みで、地平線の低い部分でも4000mを超える高原になっています。その高原の上に、雪が積もった6000m近いvolcan(火山)やcerro(峰)が並んでいます。雪からわかるように、アタカマ砂漠と違って、アンデスの山の上では降水があります。山肌にしみこんだ雪解け水が伏流水となって、砂漠の地下を流れています。