Shin in Chile
Andes y Aconcagua
ブラジルのサンパウロからサンチャゴへ向かう飛行機から写しました。3時間以上大平原の上を飛び続けた後、十数分でアンデス山脈を横断しサンチャゴに着きます。季節は夏です。
Mendosa(メンドーサ)上空を通過します。大西洋から続く大平原とアンデスの境に位置するこの町は、メンドーサ川からの用水とアンデスの伏流水でブドウ畑等の緑が広がります。(↑が北)
チリ側にあるインカ湖、標高は約3000mです。湖の下の端で白く光っているのがPortillo(ポルティージョ)です。豪華なホテルとアルペンの世界選手権も開かれたスキー場があります。右下から延びている白い線がアルゼンチンからの道です。ポルティージョを通り、つづれ織りで谷の底に下っていきます。
メンドーサ川が山並みを縫って、西へ、アンデスの中心部へと続いています。(↑が北)中央部、川の右上の緑の島がUspallataです。
アコンカグア山、標高6959m、の南を通過します。西半球および南半球の最高峰に恥じない、抜きん出た存在感のある山です。
メンドーサ川が、南北に連なるアンデスを切り裂いて、さらに西へ続いています。(↖が北)
国境の峠、標高4200m(赤印)を通過します。右上側は、メンドーサ川で、約1000km南東で大西洋に注ぎ、下側は、アコンカグア川で、約100km西の太平洋に注ぎます。赤い線は国境越えのトンネルが通っている場所です。トンネルの標高は3185mで長さは3900mあります。冬には雪で通行止めになることがあります。
Los Andes(ロスアンデス)付近で平野に出てきたアコンカグア川。飛行機はこのあたりから左旋回し、南に向いてサンチャゴを目指します。(↗が北)
サンチャゴ空港に到着しました。
チリ側から振り返ったアコンカグア(右端)。サンチャゴの近郊を含むチリのあちらこちらから、国境の山並み越に、三角形にそびえたつアコンカグアを眺めることが出来ます。谷の奥にアコンカグアが見えるので、アコンカグアから流れている訳でもない、チリ側の川が、アコンカグア川と呼ばれるようになったと思います。